3Kの仕事に携わる人たちは、日頃の緊張感や疲労による心身のダメージから回復するため、様々な工夫が必要である。まず、退勤して帰宅したら仕事のことをできるだけ考えないで済ませる環境を整えなければならない。仕事に関する道具や書籍をリビングルームに置くことは、避けた方が良いだろう。自分の好きなキャラクターグッズを並べたり、香りの良いアロマ系のオイルやキャンドルを用意したりすると、リラックスできる。また、仕事がきついとはいえ、休日も寝てばかりだと、かえって疲れが抜けないものだ。
筋力を使う肉体労働の場合、栄養補給し軽い運動をすると、筋肉組織に溜まった乳酸を排出でき、身体が軽くなるだろう。仕事で疲れた翌日運動などしたくないかもしれないが、短距離の散歩などで十分である。特に、夜勤明けの過ごし方は重要だ。夜勤明けはとにかく一刻も早く帰宅して熟睡したくなるものである。しかし、朝日を浴びながら退勤すると、脳内にセロトニンが分泌され、脳が活性化して眠れなくなってしまう。そこで、つば広ハットやサングラスで日光を避ける工夫が欠かせない。
帰宅したらすぐ床に就いても良いが、熟睡は禁物である。朝から熟睡してしまうと、夜眠れなくなり、昼夜逆転してしまうのだ。不規則勤務で体調を崩さないため、夜勤明けは午前中だけ仮眠を取り、昼から起き出して散歩や買い物に出かけると良い。多少眠くても我慢すれば、夜熟睡できて爽やかな朝を迎えられる。休日を上手に過ごせれば、疲労回復が早く、毎日元気に働けるだろう。